第50回雪椿まつり大園遊会が17日、加茂市・市民体育館で開かれ、メーン行事のミス雪椿公開審査の結果、ミス雪椿クイーンに南雲満里奈さん(18)=小千谷市・専門学校生=、ミス雪椿に野俣佳那さん(20)=阿賀町・大学生=と藤田茜さん(21)=新潟市・会社員=の3人が決まった。
大園遊会のメーン会場は屋外ステージの予定だったが、雨の予報だったことで事前に雨天用の市民体育館に変更した。また、熊本地震で大きな被害が起きたことから自衛隊も協力する市中パレードは中止した。
午前中の雨から強風の春の嵐だったが、屋内の体育館に来場した人たちは用意されたござに座り、ゆっくりと行事を楽しんだ。
公開審査会は午前中に行われた。ミス候補10人のうち1人が辞退。振袖を着た9人のミス候補がステージに並び、特別審査員の票と一般入場者の投票で審査した。
午後2時過ぎからの結果発表で、ミス雪椿クイーン1人とミス雪椿2人の名前が呼ばれると、「おめでとう!」のかけ声と大きな拍手が起こった。ミス雪椿の3人は1年間、加茂市の親善大使として市内外のイベントに参加する。
大園遊会では、ことしも加茂市と友好都市の東京都大島町から、三辻利弘町長を団長とした一行40人が来場して交歓行事を行った。昨年4月に新町長に就任した三辻町長は、加茂市を訪れたのは30年ぶりでうれしいとあいさつ。2013年の台風による土石流災害の復興状況について話し、寄せられた支援に島民一同、感謝していると礼を述べた。