JR東三条駅が三条地域の産業や観光など魅力満載の駅舎にリニューアルされたのに伴って三条市は15日、酒を楽しむリゾート列車「柳都Shu*Kura(りゅうとシュクラ)」の着駅の時刻にあわせて東三条駅リニューアルセレモニー&「柳都Shu*Kura」おもてなしイベントを行った。
リニューアルセレモニーでは、あいさつ、お祝いの言葉、テープカット、一ノ門わくわく保育園園児によるくす玉割りを行った。国定勇人市長はあいさつで東三条駅は重要な生活の足であり、一方で広域鉄道網の拠点という顔もあるとし、来年春に運行開始されるリゾートトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が東三条駅も着駅になっていることにふれ、「東三条駅を中心に追い風が吹いている」、「東三条駅にJRが向けている期待に応えるために頑張っていきたい」と話した。
JR東日本新潟支社の中尾浩基営業部長は東三条駅のリニューアルについて説明。鍛冶のまちのイメージが駅舎のコンセプトで、駅の入り口の赤いゲートは鍛冶の火の赤をイメージ。待合のスペース広げていすを増やし、ガラス面を多く取り入れて奥にカウンターを設けて明るく過ごしやすい空間にした。
三条大凧合戦の六角凧、節分の鬼の面、金物関係などの装飾も取り入れ、コンコースの壁や天井にも鍛冶の職場のイメージを取り入れた。弥彦線が発着する0番線の柱も弥彦線の色の紫に塗り替え、トイレの洋式化、多機能トイレのドアの自動化も図った。
「さまざまな機会を通じて新潟のエリア、さらに三条のエリアに少しでも多くの方にお越しいただき、わたしどももしっかりとお客さまをおもてなしする、地域の方々と一緒にファンになっていただくということを引き続き進めたい」と話した。
続く「柳都Shu*Kura」おもてなしイベントでは、列車の到着にあわせて東三条商店街の人たちが凧のホームを掲げ、園児が「三条凧ばやし」にあわせた踊りなどを披露し、乗客は思わぬ歓迎に目を細めていた。