熊本地震の被災地支援として全国市長会(会長・森民夫長岡市長)が要請した派遣第1号として22日から燕市職員2人が派遣される。
派遣職員はいずれも防災課で、主幹の十河(そごう)浩さんと主事の菊地貴之さん。派遣先は阿蘇郡南阿蘇村で、避難所運営の支援にあたるが、避難施設は未定。派遣期間は1カ月を目途とし、1週間単位で職員を交代させる。
十河さんは昨年度で自衛隊高田駐屯地の第二普通科連隊の副連隊長で退官。この4月から燕市の任期付き職員となっている。燕市は災害経験が少ないこともあり、経験のある自衛官をスペシャリストとして採用したもので、さっそく大規模災害の現場での活動する。
全国市長会は20日、全国の市区長に対して被災市町村への職員派遣を準備するよう通知した。燕市はその日のうちに2人の職員を派遣できると回答したこともあるので、全国市長会による派遣第1号となる。
市では22日午後4時から市役所正面玄関前で派遣職員2人の出発式を行う。