燕市立西燕保育園(園児164人)と燕市立吉田西太田保育園(園児99人)で、ほぼ同時にノロウイルスの園内感染が広がった。
西燕保育園では、21日に8人の園児が嘔吐(おうと)や下痢で欠席した。22日は1歳児8人、2歳児2人、3歳児と4歳児が1人ずつの計12人が欠席し、うち3人がノロウイルスに感染していることがわかった。
一方、吉田西太田保育園でも22日、嘔吐や下痢で1歳児10人、2歳児4人、3歳児1人の計15人が欠席し、うち4人がノロウイルスとわかった。2園とも入院するなど重症化している園児はいない。
22日は三条保健所が2園で調査を行っている。2園は給食に同じ材料を使っているものの調理は自園で行っており、給食からの感染ではなく、2園とも2日ほど前からノロウイルスのような症状の園児があったことから、そこから園内感染が広がったらしい。
市では園内感染の拡大を防止するための予防対策に努め、保護者には状況報告を行うとともに、家庭での園児の健康観察と早期受診を呼びかけている。保育園は通常通り保育を行う。燕市の施設説でノロウイルスが広がったのは、昨年7月にもつぼみ保育園で園内感染が広がって以来。