給食事業を行う燕市厚生福祉事業協同組合「味彩燕」(青柳芳郎理事長)は25日、熊本県共同募金会の熊本地震災害義援金として30万円と役職員71人からのカンパによる10万円の計40万円を新潟県共同募金会燕市共同募金会(会長・鈴木力燕市長)を通じて寄付した。
青柳理事長具が午後3時に燕市共同募金会が事務局を置く燕市社会福祉協議会(山岡重雄会長)を訪れ、寄付を包んだのし袋を山岡会長に手渡した。
「味彩燕」は、三条市で大きな被害を受けた2004年の7.13水害のときから大規模災害時にさまざまな支援を行っており、東日本大震災でも同様の寄付を行ったほか、燕市へ避難してきた人たちに温かいご飯と豚汁をふるまっている。
昨年度までのこうした寄付は、青柳理事長が燕市社協の会長を務めていたこともあり、燕市を通じて義援金に寄付していたが、今回はより早く被災者の支援に役立ててもらえそうな共同募金に寄付することにした。
青柳理事長は「今までもいろんな支援をしてきたので、いち早く職員から支援をしたいという声が上がった」、「水害や中越沖地震の経験からひとごとではなく、自分たちの問題として痛いほどわかる」と言い、山岡会長は「被災地は支援や援助が足りないなど、なかなかうまく回っていないと聞いている」、「少しでも早く支援が届いてくれれば」と話した。