燕市内の保育園では21日からノロウイルス感染が広がっており、今週に入って新たに吉田日之出保育園と私立ぎんなん保育園でも園児がノロウイルスの感染が飛び火し、1週間たった28日で4保育園合わせて感染者は33人となっている。
0歳児 | 1歳児 | 2歳児 | 3歳児 | 4歳児 | 計 | |
西燕保育園 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 7 |
吉田西太田保育園 | 1 | 4 | 1 | 2 | 2 | 10 |
吉田日之出保育園 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 7 |
ぎんなん保育園 | 4 | 2 | 1 | 2 | 0 | 9 |
計 | 9 | 12 | 4 | 5 | 3 | 33 |
28日現在の感染者数は、21日に感染が広がっている西燕保育園が7人、吉田西太田保育園が10人、新たに感染が広がった吉田日之出保育園が7人、ぎんなん保育園が9人の内訳。年齢別では、0歳児9人、1歳児12人、2歳児4人、3歳児5人、4歳児3人、5歳児0人の内訳で、0歳児と1歳児に多いのが特徴だ。市では入院するなど重症化した園児が出たという報告は受けていない。
三条保健所は各保育園を調査しているが、感染経路は施設が提供する給食などの食べ物や飲み物ではないと見られている。それ以外の感染は、感染者の汚物による接触感染や飛沫感染などがあるが、各保育園とも吐いたものを処理するキットを備えており、消毒やうがいを徹底しているが感染の拡大が止まらない。
市では家庭でも同様の対策を求めるとともに、ノロウイルスは潜伏期間が24時間から48時間あり、子どもの体調が悪くなったら早めに病院にかかるよう呼びかけている。これからゴールデンウイークに入るため、その間に感染拡大に歯止めがかかり、収束へ向かうことを願っている。