三条市社会福祉協議会は28日、市民などから寄せられた水などの救援物資を熊本地震で被災した甲佐町と山都町に発送した。
市社協は19日から24日まで熊本地震義援金の募集とあわせて水などの飲料水と保存のきく食料に限って救援物資を受け付けた。三条市民を中心に福島から三条市に避難している人、上越市の団体などから、ミネラルウオーターや茶、カップ麺、レトルト食品、非常食、離乳食、乾パン、ドッグフードとキャットフードなどが寄せられた。
送り先などを三条市と相談し、三条市長が会長を務める「地方を守る会」会員の要望を確認し、熊本県甲佐町に食品、山都町に飲料水を届けることにした。
救援物資のほとんどは段ボール箱に入った状態で受け付けたが、種類の小さな物は1つにまとめるなどして段ボール箱92箱分。この日は正午ころに運送業者のトラックが集荷に訪れ、市社協職員が手伝って積み込みを行い、熊本に向けて出発した。義援金の受け付けは引き続き6月30日まで行っている。