三条美術協会(椛沢伸治理事長・会員88人)は29日から5月1日までの3日間、三条東公民館で第17回三条美術協会展を開いており、会員71人の作品、合わせて83点を展示している。
三条市を拠点に活動する人たちの美術団体で毎年、会員展を開いている。例年、三条市体育文化センターの大ホールを会場にしているが、三条市体育文化センターが耐震強度不足で利用中止になっているため、三条東公民館に会場を移して開いている。
三条市体育文化センターが東日本大震災の避難所になったときも利用できずに三条東公民館で開いたことがある。三条東公民館の方が展示スペースが狭いこともあって作品をしぼった部門もあり、作品は昨年より18点少なく、1人1点か2点を出展している。
部門別の内訳は、日本画が10人の12点、洋画が10人の13点、彫刻が4人の5点、工芸が5人の8点、書道が27人の30点、写真が15人の15点。1カ所にすべて展示できないため、3つの部屋に分けて展示している。
展示数が減ったとはいえ、中央で活躍する作家や三条の美術界をけん引する作家が名を連ねている。見応えのある作品ばかりで、来場者はじっくりと時間をかけて鑑賞している。午前9時から午後6時まで、最終日1日は午後4時まで開場。入場無料。