燕市教育委員会と燕茶道友の会(佐藤宗和会長・会員8人)は5月8日午前10時から午後4時まで県指定の天然記念物「八王寺の白藤」が育つ燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺(松島孝夫住職)で恒例の第40回白藤茶会を開く。
席主は燕市内で茶道を教える先生で構成する燕茶道友の会の会員が持ち回りで務めている。ことしは煎茶(せんちゃ)道東阿部流の更科翠游さんが席主で、抹茶ではなく、この茶会では珍しい煎茶をいただく。茶席券は700円。
「八王寺の白藤」の開花期にあわせて毎年開いている茶会。茶席は庫裏に設けるので、そこからフジの花はあまり見えないが、フジの花の香があふれる境内で季節を五感で感じながら茶を味わえる。
毎年5月中旬に花のピークを迎えるが、ことしは開花が早く5月上旬に見ごろを迎えそう。ことしは開催日が8日と早めの設定だが、フジの花のピークを過ぎている可能性が高く、主催者では好天と白藤茶会まで少しでもたくさんの花が残ってくれることを期待している。
茶席券は250枚を販売し、昨年は206枚を販売した。茶席券は前売りがなくなったら当日の販売はないが例年、前売りよりも当日券の方が多く出ている。茶席券は7日まで燕市中央公民館、5日まで吉田公民館と分水公民館で購入できる。問い合わせは燕市教委社会教育課公民館事業係(電話:0256-63-7001)へ。