植木産地の三条市保内地区で植木の展示販売やイタリアンレストランも備えた三条市保内地区交流拠点施設「庭園の郷 保内」が(三条市下保内)が29日、オープンした。
約3万平方メートルの敷地に庭園生活館の鉄骨造一部鉄筋コンクリート造1,171平方メートルと庭園体験館の木造平屋建225平方メートルが建つ。庭園生活館は植木や園芸用品、造園資材、地元生産野菜などを販売し、庭園体験館にはモデル庭園と地元野菜を使ったイタリアンレストランが営業し、和室も備える。
2つの建物をつなぐ庭園・園芸植物見本園には、1小間10×12メートルで20小間を設け、地元造園業者が展示販売を行うスペースを備える。運営は保内の里管理組合(本田寿栄組合長)が行いできるだけ早い時期の道の駅登録を目指す。総事業費は14億6千万円。
29日は午前9時半から庭園生活館前で竣工式を行った。式辞で国定勇人市長は「この地域の植木産業のさらなる振興と特色を生かした地域づくりと民間交流の促進を図る」、「地域の皆さま方は元より広く市内外の皆さま方から気軽に訪れることのできる交流の場として愛されるようしっかりと取り組んでまいる」と述べ、参列者によるテープカットや保内小学校1年生によるくす玉割り、記念植樹を行った。
さらにオープニングイベントとして地元から保内保育所幼児による遊戯、万葉藤の木太鼓の演奏、保内小小布施神社伶人会による三条神楽の披露、燕市の木田英会による津軽三味線の演奏などが行われた。あいにくの雨に見舞われたが、約200台の駐車場が満杯になるほどの人出でにぎわった。ゴールデンウイーク中はさまざまなイベントを行って行楽客を呼び込む。