三条市ボランティア連絡協議会は30日朝、「五・十の市×三条マルシェ」が開かれている四日町市場で熊本地震義援金の街頭募金を行い、大勢の買物客から約4万円の善意が寄せられた。
同協議会に加盟する三条市内の9つのボランティア関連団体から12人が参加。午前7時半から同協議会の名前の入った紫色のはっぴを着て、平成28年熊本地震義援金の文字と「くまモン」のイラストの入った黄色い募金箱を首から下げて義援金を募った。
出店者や買物客に迷惑にならないように積極的には声をかけず、市場の一角にテントを張って、主にその前に立って受け付けるようなスタイルだったが、熊本地震の義援金と気づいて募金に協力する買物客も多く、1時間余りで39,500円の善意が集まった。
募金活動を行った四日町市場は五十嵐川左岸側の「嵐南地区」にあり、2004年の7.13水害では堤防の決壊で浸水による大きな被害を受けた。7.13水害で被災した募金活動を行う男性は、「当時、義援金をいただいて助かった」と話した。買物客は同地区の人も多く、「頑張ってください」、「少ないけど」と声をかけて義援金を入れてくれた人たちに「同じ思いなのでは」と話した。
三条市月岡に住む93歳の男性も、7.13水害では住宅の2階に避難し、ボートで救出してもらった。「おかげさまで、こうしていられる」と水害当時を振り返り、「助けたり、助けられたり。お互いさま」と話していた。同協議会では、5月8日に開かれる三条マルシェの会場でも募金活動を行う。