工場見学ができる事業所を増やして産業観光を推進しようと、燕市は工場見学の受け入れ体制の整備にかかる費用を補助する制度を新設した。
対象は市内にある製造工程などか?見学可能な事業者で、補助率は補助対象経費の1/2以内。2つの区分があり、補助限度額は、見学用説明資料などの「製作費及び設備費」が1事業所あたり10万円、見学通路の確保や安全対策のための施設改修、改装費などの「工事費」が1事業所あたり100万円。
市では交流、応援人口の拡大を目指し、地域資源を活用した観光振興を図るため、工場で製造工程の見学やものづくりの体験ができる産業観光を推進している。工場見学の取り組みを考えている事業所を補助金で経済的に後押しする。
ことしで4年目になる燕三条地域の工場見学イベント「燕三条 工場の祭典」で、昨年は燕市内から22事業所が参加した。通年で工場見学に対応している事業所は、市内では玉川堂、藤次郎、武田金型製作所、越後味噌、磨き屋一番館の5事業所ある。補助申請は12月22日まで商工振興課観光振興室(電話:0256-77-8233)で受け付けている。