熊本地震の被災地の激励になればと燕市子ども体験活動支援センター「風の子クラブ」は4月30日、燕市大曲河川公園にチューリップアートで熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」を作って飾った。
「風の子クラブ」は3年生以上の市内小学生を対象に6カ月単位で体験活動を行っている。チューリップアートは毎年恒例。チューリップの花で穴の開いたボードに刺すなどして図柄をデザインし、大曲河川公園に飾っている。
30日は「風の子クラブ」に登録する小学生30人のうち28人が参加。新潟市東区河渡のチューリップ畑でチューリップの花を摘む計画だったが、ことしは開花が早くて花が終わりかけていたため、さらに北の胎内市のチューリップ畑まで出掛けて花を摘んで帰り、みんなで昼食にカレーライスを食べて午後からチューリップアートを制作した。
熊本地震で熊本県では「くまモン募金箱」が設立され、被災地支援企画「FOR KUMAMOTO PROJECT」が立ち上がっている。熊本から約900キロ離れた燕市からも、くまモンで激励しようと、メーンとなるいちばん大きな作品にくまモンをデザインした。
縦2.5メートル、横3.6メートルほどの穴の開いたパネルに黒、ピンク、黄、白の4色のチューリップの切り花を挿してクマもんの上半身と「がんばれ」の文字をデザインした。これまでになく完成度の高いできばえに参加した子どもたちも大満足だった。
少なくともゴールデンウイーク中はそのまま飾っておくので、記念写真の背景に使っても楽しそうだ。ほかに小さなチューリップアート作品も作り、燕市児童研修館「こどもの森」、燕市交通公園、燕三条エフエム放送に飾った。