昨年秋にオープンした包丁を製造する株式会社タダフサ(三条市東本成寺・曽根忠幸社長)の「庖丁工房タダフサ ファクトリーショップ」で3、4の2日間、ゴールデンウイーク企画「燕三条 春のパン(切り)まつり」を開いており、初日3日は予想を超える来場者でにぎわった。
同社の前庭で2日間とも午前9時から午後4時まで開催。燕三条地域のパンを使った「庖丁工房タダフサ」のパン切りの試し切り、工場案内、「庖丁工房タダフサ」のアウトレット販売、パン切りの研ぎ直しなどを行っている。
フォクトリーショップは、日曜と祝日は定休日だが、工場案内とあわせて開いたのは初めて。この日の三条は全国1位の32.7度まで気温が上がる猛暑となり、首都圏からの帰省客をはじめ朝から切れ目なく来場者があった。
パン切りの試し切で、3日は燕市の「ベルツ」と三条市の「サンフォーレット」を使って試食と販売も行ったが、スタートから30分で販売用がほとんどなくなった。工場案内では多いときには10人近くが見学。同社が毎年、参加している秋の燕三条地域のオープンファクトリー「燕三条 工場の祭典」を思わせるにぎわいだった。
ほかにも同社の砥石(といし)を再生した家庭用砥石の販売、売り上げを熊本地震義援機に充てるガレージセール、カフェの「Cafe Do*Do」の出店、子どもたちが遊べる積み木もある。また、4日の試し切りは燕市の「ほれぼれベーカリー」と三条市の「エリザベスタウンベーカリー」で行い、三条市の「ホリウチおやつ」のベーグル販売も行う。問い合わせは同社(電話:0256-32-2184)へ。