手づくりしかけ絵本コンクールに破格の賞金100万円 (2016.5.10)

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自称「しかけ絵本蔵書日本一」を誇る三条市は、第1回手づくりしかけ絵本コンクールを企画。その最優秀賞として東京五輪エンブレムのデザインコンペの賞金と肩を並べる100万円という破格の賞金を用意し、全国からの応募を待つ。

 「しかけ絵本蔵書日本一」の三条市立図書館栄分館のしかけ絵本のコーナーで最優秀賞賞金100万円の第1回手づくりしかけ絵本コンクールに応募を呼びかける
「しかけ絵本蔵書日本一」の三条市立図書館栄分館のしかけ絵本のコーナーで最優秀賞賞金100万円の第1回手づくりしかけ絵本コンクールに応募を呼びかける

高校生以上の一般部門と中学生以下の小中学生部門の2部門。著名な絵本作家を含む審査員が審査し、両部門とも最優秀賞1点、優秀賞2点、入選数点を決め、一般部門は賞金として最優秀賞100万円、優秀賞10万円を贈り、小中学生部門は最優秀賞、優秀賞に図書カードを贈る。

一般部門の最優秀賞作品は、印刷、製本してわずかな冊数だけ作り、栄分館だけに置いて栄分館に来ないと見ることができないしかけ絵本として目玉のひとつにしたい考えだ。

最優秀賞賞金100万円の第1回手づくりしかけ絵本コンクールのポスター
最優秀賞賞金100万円の第1回手づくりしかけ絵本コンクールのポスター

しかけ絵本とは、絵の一部が動いたり、畳まれたものが飛び出したりする絵本。三条市では三条市立図書館栄分館でしかけ絵本の蔵書日本一を目指し、2014年度にクラウドファンディングなどでしかけ絵本の購入費として212万円の資金を調達。15年2月にしかけ絵本コーナーを設けた。蔵書は約1,600冊にのぼり、担当者が調べた限りでは「しかけ絵本蔵書日本一」を実現した。

栄分館をさらに活性化させ、話題性のある場所になり、足を運ぶきっかけにもなればと企画した。デザイン関係のコンクールで賞金100万円は全国でも最高レベル。国定勇人市長は10日行った記者会見で、しかけ絵本を対象としたコンコールはほかになく、しかけ絵本の作家に「夢と希望を届けるためにもこの際、清水の舞台から飛び降りる気持ち」で賞金100万円を設定したとし、「これが呼び水になって全国から大きな作品が集まることに期待している」と述べた。

募集期間は11月1日から18日まで、審査発表は17年1月中旬以降。問い合わせは三条市市民部生涯学習課(直通電話:0256-47-0048、ファクシミリ:0256-32-5476、電子メール:shougaigakushu@city.sanjo.niigata.jp)へ。

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