東日本電信電話株式会社新潟支店とNTTタウンページ株式会社信越営業本部は、防災情報を掲載した新潟県三条市版「タウンページ&ハローページ」と避難所や公衆電話マップなどの情報を掲載した別冊「防災タウンページ」を製作して9日、三条市役所で贈呈式を行った。
NTTタウンページの岡田昭彦社長、臼木信康信越営業本部長、鈴木勉信越営業本部新潟支店長の3人とイメージキャラクターの「タウンページ君」が市役所を訪れ、国定勇人市長に三条市版の「タウンページ&ハローページ」と別冊「防災タウンページ」を手渡した。
タウンページは、職業名やサービス名から情報を探すことができる電話帳で、三条市版「タウンページ&ハローページ」は、加えて行政情報や地域情報も収録したもので、各地の市町村版があり、それぞれ行政と連携して製作している。本県では、上越、燕、新潟などでも制作されている。
三条市版「タウンページ&ハローページ」はA4判の500ページでフルカラー印刷。相談窓口やごみの出し方など市民から問い合わせの多い13項目の行政情報を掲載した「三条市行政情報」をはじめ、防災グッズとその活用方法や災害への対応などを掲載した「防災特集」などを掲載している。
別冊「防災タウンページ」は、B5判、フルカラー24ページ。「いざ!という時に生き延びる」がコンセプトで、安否確認や応急手当法、三条市指定の「避難場所・公衆電話マップ」などを掲載。マップには、避難所の場所と、日ごろから使用できる公衆電話の設置場所、災害時に設置される災害時用公衆電話の有無も記載する。
それぞれ、約45,900部を発行。5月中に三条市内の各世帯と事業所に全戸配布される予定だ。岡田社長は、減災のための覚えとして、「お役にたてていただければ」と話した。タウンページは毎年、発刊しているので進化させていきたいとし、多言語対応やインターネット対応も徐々に進めていきたいと話していた。国定市長は2冊を目にし、「ずいぶん充実しているんですね」と驚いていた。