元北海道大学名誉教授で元参議院だった燕市名誉市民の高桑栄松さんが4日、心疾患で死去した。97歳だった。すでに近親者で葬儀をすませ、後日お別れの会を開く。
高桑さんは旧分水町地蔵堂本町中に生まれ、県立巻中学校を卒業、北海道帝国大学医学部を卒業。北大名誉教授、北里大学客員教授、ハルビン医科大学名誉教授を務め、北大で高桑栄松奨学基金、高桑栄松学術交流奨学金を創設した。
一方で1983年に公明党から参院選比例代表に出馬して当選、2期務めた。2001年に旧分水町の名誉町民となり、旧分水町が合併して燕市になると名誉市民となった。95年には勲一等瑞宝章を受けている。