燕市は11日、市役所で平成28年度イキイキまちづくり事業公開審査会を開き、同事業の助成金を申請した6団体がそれぞれの事業、計6件の企画提案を発表した。
イキイキまちづくり団体に登楼した団体が行うまちづくりに寄与する事業を資金的に支援するもの。助成金には4つの区分があるが今回、申請があったのは「まちづくりステップアップ事業」4件と「まちづくりコミュニティ事業」2件の6件。
「まちづくりステップアップ事業」はイキイキまちづくり団体が新規に実施する事業か既存事業の拡大に対して20万円を上限に対象経費の5分の4以内、「まちづくりコミュニティ事業」自治会やまちづくり協議会が地域の課題を自ら解決するために実施する事業に対して15万円を上限に10分の9以内を補助する。
今回、初めて申請した団体は、「まちづくりステップアップ事業」で昨年9月に発足した重症心身障害児育児サークル「つうぃんくる」の「重症心身障害児を育てる家族の交流を支援する活動」、燕三条ラーメン王国の「“燕三条ラーメン王国”絵本プロジェクト」、「まちづくりコミュニティ事業」で燕北地区まちづくり協議会の「地域遺産ふれあいコンサート〜大欅の下で風に乗って奏でる音色〜」の3件。
さらに「まちづくりステップアップ事業」で分水ロータリークラブの「“カヌーって何だ?”ディスカバリー in 分水」、寺子屋つばさ実行委員会の「第10回はらぺこ塾」、「まちづくりコミュニティ事業」で燕西地区まちづくり協議会の「ゼロからのスタート」。
有識者など5人の審査会委員は、審査というよりも企画提案を聞いたあと、内容の確認やブラッシュアップを提案するといった趣旨で公益性や課題の把握の的確性などの観点から質問したり提案したりした。このあと委員は審査の集計などを行った。
昨年度は3回の審査会を開き、13団体の15事業を助成した。今年度はもう一度、7月に2回目を開く。