三条祭りの大名行列は5年ぶりの日曜に (2016.5.14)

三条市・八幡宮（藤崎重康宮司）の春季大祭「三条祭り」が、ことしも14、15の2日間行われ、ハイライトの大名行列と舞い込みが行われる15日は5年ぶりの日曜で大勢の観客でにぎわいそうだ。

14日の宵宮祭で幕を開け、翌15日は午前10時から八幡宮大祭の神事、10時半から境内で傘鉾（かさぼこ）人形コンクール、午後0時45分に大名行列が八幡宮を出発、5時から境内での舞い込みと続く。

三条傘鉾振興会主催の傘鉾人形コンクールは、自治会や商店街などが家庭用品のざるやたわしで大作の傘鉾人形を作り、地元有識者が審査して各賞を決めるもの。ことしは、昨年より7基の出品する。

大名行列は、神事で本殿の御霊（みたま）を移したみこしを守り、先供（やっこ）、道祖神（てんぐ）、鷹匠、若衆会、神職、囃子方、傘鉾など総勢400人以上で編成。八幡宮を出発して本町通りを進み、神明宮前で行列を組み直して田島の諏訪神社に進み、八幡宮に戻る。

大鉾（おおほこ）など背の高い大型の道具は昭栄大橋下をくぐれないので、橋の手前で折り返しており、行列のすべてを見たい人には昭栄大橋より手前の見物がよさそうだ。

午後5時からの舞い込みは、大名行列から戻った道祖神、2基の御輿、太鼓がそれぞれ境内を3周して拝殿に納める行事。それぞれの後に、祭のはんてんなどを着た子どもを肩車した親が続いて走り、境内を3周して拝殿に入る。参加した子どもたちの無病息災の祈願でもあり、毎年、平日であっても境内は身動きがとれないほど大勢の参加者と見物人でにぎわう。

ことしは日曜で、舞い込みにもさらに多くの人出が予想される。警備担当の三条祭り若衆会では、舞い込み参加者は、危険防止のために必ず白足袋をはくよう呼びかけており、白足袋以外の人は参加できない。また、拝殿に入るときに肩車した子どもの頭を梁（はり）にぶつけないように注意し、参加者も見物人も警備の指示に従うよう求めている。