14、15の2日間の三条まつりは15日、大名行列と舞い込みが行われた。5年ぶりの日曜開催で青空が広がり、昨年より12,000人も多い50,000人(三条市発表)の人出でにぎわった。
この日の三条の最高気温は28.0度。真夏のような暑さのなか、午後0時45分に大名行列が八幡宮を出発。先供(やっこ)を先頭に、道祖神(てんぐ)、鷹匠や弓持ちの子どもたち、三条祭り若衆会、神職、囃子方、傘鉾など、例年を100人ほど上回る総勢約500人の行列が、大通りを進んだ。
日曜で好天に恵まれ、紅白幕の下がる沿道は大勢の人で埋まり、多い場所では3重4重の人垣ができているところも。暑さからうちわを手に見物する人もいてまるで夏祭りのようで、見学スポットは大きな建物の前の日陰が人気だった。
緋色の着物に鳥兜(とりかぶと)をかぶり、高さ約60センチの一本歯の高下駄を履いた道祖神が見えると、泣きだす子どももいれば、「ぜんぜん怖くないもーん」と言い張る子も。見物客はいっせいにカメラやビデオカメラを向けていた。
2人1組の先供が道具を投げて受け取ると、大きな拍手と歓声が起こり、初めて沿道での見物したという女性は、スマホの写真や動画は見ていたものの「やっぺり違うね。来てよかった」と初めて見る大名行列の迫力や祭りの雰囲気を楽しんでいた。