五十嵐川漁業協同組合(飯塚喜一組合長)は17日、三条市荻堀地内で五十嵐川に一ノ木戸小学校4年生112人からアユ約6,000匹を放流してもらった。
五十嵐川漁協と2011年7月の新潟福島豪雨災害の復旧工事を行っている工事業者でつくる五十嵐川水系災害復旧事業安全対策協議会(約10社)が参加して午後2時過ぎから下田大橋下で放流した。
放流したアユは、3月に村上市・村上漁協から体重約1.6グラムの稚魚を五十嵐川漁協の池に運び、えさを与えて体長約10センチ、約6.5グラムに育った。
飯塚組合長は、アユはストレスに弱く、水温15度くらいの中にいるので人間の手でさわるとやけどするので、放流はバケツを川に入れてさわらずに静かに行うことなどを話してから、児童から放流してもらった。
児童たちは、元気よくはねるアユの入ったバケツを少しだけ川に入れ、「元気でね〜」、「いっぱい食べて大きくなってね」と声をかけて、アユを送りだした。同漁協ではさらに、24日に大浦小学校、25日飯田小学校の児童に2,000匹ずつの放流を手伝ってもらう。