三条市下田地区で栽培したサツマイモで下田産本格芋焼酎の生産にチャレンジしようと、三条市地域おこし協力隊は芋焼酎(いもじょうちゅう)にするサツマイモを下田地区で栽培してくれる人を募集する「芋主(いもぬし)プロジェクト」を行っている。
九州の芋焼酎で一般的な「黄金千貫(こがねせんがん)」という品種のサツマイモを下田地区で苗から栽培。11月ころに収穫したらそのサツマイモを使ってすでに芋焼酎をつくっている新発田市の酒蔵に委託して芋焼酎を仕込んでもらい、春に完成したら栽培した人にプレゼントする。
栽培の募集は1口が苗30本で、限定100口。1口当たり15kgの生産量が期待でき、15kgの寄付につき4合瓶の芋焼酎1本をプレゼントするという仕組みだ。
三条市地域おこし協力隊は、下田地区ではサツマイモが特産なこともあり、サツマイモを使った特産品をつくろうと、下田産本格芋焼酎の生産を企画した。ことしは黄金千貫が下田地区でしっかり育つか確認する試験栽培する。栽培がうまくいけば、来年はさっそく販売に向けた生産に取り組む考えだ。
プロジェクトに協力したい人や下田産の芋焼酎をいち早く入手し、飲んでみたい人などに栽培を呼びかけている。苗の引き取り日は5月21、22日、28、29日、6月7、8日の引き取り日を設定し、旧荒沢小学校で引き渡す。問い合わせは旧荒沢小学校内の三条市地域おこし協力隊(電話:0256-64-8116)へ。