三条市役所本庁舎の低層棟上にある「市民の広場」に植えられたバラの花が咲き、ことしも市民の目を楽しませている。
市役所通りに面した市役所南側の大きな階段から2階へ続く部分が「市民の広場」。その植え込みに、バラをはじめ、さまざまな樹木や草花があり、市役所を訪れる人を和ませる。
そのなかでもバラは20品種以上ある。四季咲きなど秋まで咲く種類もあるが、春が最も花が多い季節。5月に入り、黄、赤、白、紫、ピンク、オレンジと色とりどりの花を次々と咲かせ、花の美しさとあわせて、品種によっては近くを通るだけでさわやかな香りも楽しませる。
管理しているのは、市職員有志でつくる「ひまわり倶楽部」。資材費などは、職員の退職者や課長会からの寄付を受け、手入れは、勤務時間後や休日に行っている。
消毒や施肥、剪定やツルバラなどの誘引、植え替え、水やりなど、ていねいに世話をして、古いコンクリート造りの無機質な庁舎入口を四季折々の緑で変化させている。