6月5日に岩室温泉を舞台に行われる恒例の大冒険「開湯(かいとう)ミステリーツアー」の参加者募集が始まった。ことしは舞台関係者が演出などで協力し、大きくパワーアップして親子の挑戦を待つ。
昨年は秘密結社HOYにさらわれ、操られていた岩室温泉のゆるキャラ「いわねちゃん」がふんする「いわねポリス」の救出に成功したが、ことしはその続編。秘密結社HOYの親玉、悪の帝王ビビルジョーから挑戦状が届く。「秘密結社HOYからの挑戦状!」をテーマに、今回の任務は妖怪やモンスターの悪さをたたき、秘密結社HOYのアジトを見つけ出して悪の帝王ビビルジョーをやっつける。
午前11時から午後0時半まで新潟市岩室観光施設「いわむろや」で参加者を受け付け、参加者は司令を受けて出発。謎を解き、アイテムやノベルティーグッズもゲットし、敵と戦いながら岩室温泉街の5つの場所を順にめぐって最後に悪の帝王ビビルジョーを倒して岩室温泉街に平和を取り戻す。
「いわむろや」に戻ったらガラポンの抽選に1人1回、参加できる。抽選で特賞「ホテル大橋舘の湯」のペア宿泊券をはじめ、1等が子ども用各種ホビー、2等がもちぶた3000円分、3等がMP3プレーヤーなど地元が協賛する豪華賞品などがもれなく全員に当たる。
室温泉開湯三百年祭に向けたプレイベントして2012年に始まったイベントで毎年恒例。毎年400人前後が参加する超人気イベントだ。これまでは「いわむろや」が主催し、地元の岩室商工会青年部などがボランティアスタッフとなって、予告編動画をつくったり、会場を設営したり、当日もコスプレのようなふん装をしたりと、大がかりな演出で子どもたちを夢中にさせている。
ことしは「いわむろや」のこれまでの事業のつながりから、新潟市中央区の小劇場「新潟古町えんとつシアター」の美術監督でもある逸見友哉支配人とこの小劇場をオープンさせた演劇「創るつながるプロジェクト」が基本的なシナリオに脚色を加えたり、舞台の機材を持ち込んだり。当日も約20人が参加して配役も演じるなど、プロフェッショナルなノウハウもつぎ込む。これまでにも増してハマるミステリーツアーとなること請け合いだ。
また、これまでは「いわむろや」の主催だったが、岩室商工会青年部などと初めて実行委員会を組織して主催。今後は実行委員会形式でより地域を巻き込んで取り組んでいく。
地元に限らず、誰でも参加できる。初めての人はもちろん、今回はこれまでのストーリーの完結編となり、過去に参加した人はぜひ参加して大団円を味わいたい。
定員400人、参加費はおとな1,000円、小学生の以下の子ども500円、子どもだけの参加はできない。温泉街の飲食店などで使える200円券も付く。申し込みや問い合わせは「いわむろや」(電話:0256-82-1066)へ。ホームページ「開湯ミステリーツアー - 新潟市岩室観光施設いわむろや(新潟市西蒲区)」からオンライフォームでも申し込める。また、ボランティアスタッフも募集している。