三条出身のプロレスラー、故ジャイアント馬場さん(1938-99)を名誉市民にしようと署名活動に取り組む「三条の英雄・ジャイアント馬場を名誉市民にする会」(川上真樹会長)が22日、キックオフイベントを行い、等身大のジャイアント馬場の人形のお披露目も行った。
昨年10月に署名活動を始め、4月からオンライン署名もスタート。2万人分署名を集めて三条市の9月定例会に提出、10月に馬場さんの妻、元子さんに名誉市民の称号の贈呈を目指して取り組んでいる。
ジャイアント馬場は本名、馬場正平。三条市に生まれ、少年野球からプロ野球選手、けがをしてプロレスラーに転進。昭和史にその名を刻む大スターだ。すでに十七回忌も過ぎ、馬場さんを知らない世代も増えるなか、地元の英雄を後世に伝えていこうと、「三条の英雄・ジャイアント馬場を名誉市民にする会」が発足し、署名活動を始めた。
全日本プロレスが興行用に山形県の映画館にオブジェクトとして置いてあったものを妻の元子さんを通じて借り受けた。今後の取り扱いはこれから検討するが、できれば不特定多数の人に見てもらえる公共の空間に設置したい考えだ。
キックオフイベントにはジャイアント馬場のファンなど40人ほどが集まり、往時のジャイアント馬場がリングで戦う映像を見学。川上会長が「本日が公式のキックオフ。ご声援、ご署名のほどよろしくお願いします」などとあいさつし、人形の除幕も行った。
また、王貞治さん、稲葉浩志さん、堀江淳さん、竹田和夫さんなど著名人からもらった署名の展示も行った。等身大のジャイアント馬場が姿を現すと拍手とともに「馬場コール」で盛り上がった。