東京ヤクルトスワローズと交流して6年目になる燕市で29日、開かれる初めての「スワローズスプリングフェス」を前に、前乗りしたスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」は、「つば九郎米」の田植えの状況を確認した。
燕市はスワローズとの交流拠点として市内に農業体験田「スワローズライスファーム」を開設し、2011年から毎年、つば九郎にも参加してもらって春に田植え、秋に稲刈りを行い、それにあわせた首都圏からのバスツアーも行ってきた。
5年続けて新鮮味が薄れたこともあり、ことしは市役所でイベント「スワローズスプリングフェス」を開くことになった。しかし、つば九郎は参加しなかったものの、ことしもスワローズライスファームの田植えは行ったことから、つば九郎がイネの生育状況を確認しようというわけだ。
つば九郎は午後3時半に市役所そばの田んぼに姿を現した。この情報は、スワローズ新潟支燕会の下部組織のような形で燕市がてこ入れして発足した「つばめ会」にだけアナウンスしており、約20人の「つばめ会」会員が訪れた。
車に乗ってつば九郎が現れると大喜び。つば九郎は田んぼのそばまで行き、茎を伸ばすして緑のじゅうたんのようになった田んぼをチェック。ファンと記念写真を撮ったり、サインしたりと20分ほどの短い時間だったが、交流を楽しんだ。
29日のスワローズスプリングフェスは、午前10時から午後3時まで市役所つばめホールで開かれ、つば九郎とのじゃんけん大会や声優田中秀幸さんのPR大使任命式、デーブ大久保氏トークショーなど盛りだくさんのイベントが行われる。