三条市保内公園で28、29日と、春の保内公園まつりが開かれており、初日28日はさわやかな青空の下、子どもからおとなまで大勢の来園者でにぎわった。
春と秋の2回、同公園最大のイベント。今回も近所の小学生、小さな子どもを連れた家族連れや夫婦、女性同士などが、イベント開始の午前9時から次々と訪れ、植木の即売、オープンガーデン巡り、マジックバルーン・ヨーヨープレゼントをはじめ、寄せ植え、押し花、アロマ・テラピー、茶道、木工工作、流木で作ろうなどの多数の体験、アマチュアコンサート、フリーマーケットなどのイベントを楽しんだり、熱帯植物園や園内をゆっくりと散策したりして過ごした。
毎回、人気の花鉢プレゼントは、正午の抽選を前に200人余りが行列を作り、くじ引きの抽選にチャレンジ。当たり札が出た100人に、コチョウランやガーベラなどの花鉢がプレゼントされた。
女性に人気の寄せ植え体験は、植物の成長を考えて数週間後のできあがりをイメージしながら植えこむ方法などを指導してもらい、丸い鉢にシンボルツリー1本と花の苗5個を寄せ植えするもので、1回1,000円。参加者は、作りたい寄せ植えを思い浮かべながら、楽しそうに花を選んでいた。
花鉢プレゼントの行われた正午の三条市の気温は22.6度だったが、温室前の日の当たる場所では、抽選の行列に並んでいるだけで汗ばむ暑さ。抽選が終わった家族連れが、涼しい木陰でかき氷や焼きそばを味わっていた。
また、園内のバラ園では、ピンク、白、赤あ、黄と色とりどりのバラが満開で、花の美しさや香りが訪れる人を楽しませていた。緑の相談所の建物裏にあるバラ園の存在を知らない人も多く、散策の途中で訪れたという夫婦は「わ〜、ここに来ないで帰ろうとしていたなんてもったいない」と、思いがけず美しいバラに囲まれて喜んでいた。
保内公園まつりは午前9時から午後4時半まで。花鉢プレゼントや水ヨーヨーなどの無料イベントのほか、体験など有料のイベントがある。入場は無料。