燕三条プライドプロジェクト燕三条「畑の朝カフェ」実行委員会(渡辺康弘実行委員長)は26日、プレス発表会を開き、今年度の事業を発表。燕市の鉢植えのハスの花を栽培する農家と三条市駒込の兼業農家が新規会場に加わり、8月には5周年を記念したイベントも開催する。
燕三条「畑の朝カフェ」は、生産者自らが企画を練った朝食やミニ農作業体験などを通じて、燕三条の農園ならではの魅力を感じてもらう体験型カフェ。燕三条地域の果樹や野菜やハーブの畑など農業の生産現場を巡回して年に5回ほど開いており、ことし5年目になった。
「燕三条」ブランド確立のための燕三条プライドプロジェクト事業のなかの1つで、さまざまな農産物を生産する燕三条の魅力をアピールするとともに、カトラリーや調理器具、アウトドア用のイスやテーブルなど、使用する備品など地元メーカーの協力も受けて、農商工の連携で燕三条の魅力を発信している。
午後1時半から燕三条リサーチコアで開いたプレス発表会では、渡辺実行委員長はじめ、開催会場の農園主らが出席。開催計画などを発表した。
ことしは、すでに2月に内山農園=三条市岩渕=で開催しており、5月から計画済みの5会場での開催を説明した。新規会場として三条と燕の2軒が初登場することになり、1軒は、6月19日開催の三条市下田地区の「FUJI HOUSE」で、「秘密の場所へ。小山の頂上で味わう澄んだ空気と山菜ごはん」をテーマに企画した。
もう1軒は、7月24日開催の燕市吉田地区の「フラワー花蓮(かれん)」。県内では珍しい花ハスを栽培しており、色とりどりの花が咲く80品種を扱っている栽培場所での開催だ。
さらに、朝カフェの第1回目を2012年に開いてから5年目のことし、これまで支えてくれた人たちへの感謝と、これまで抽選漏れなどで参加できなかった人、また新たに朝カフェを知ってほしいという思いから、通常の定員を決めた企画とは違った入場フリーな収穫祭的なイベントを企画中で、8月21日に岡村葡萄園=新潟市西蒲区=で開催する。
各回とも、申し込みの受け付けは開催日の1カ月程度前から開始し、燕三条「畑の朝カフェ」のホームページなどで受け付けている。また、ファンクラブ的な登録無料の「朝カフェ倶楽部」に入会することで、メールマガジンの配信を受けとることができ、一般予約の前の先行予約枠にも応募できる。
また、同実行委員会では、燕三条地域の魅力の拡大のためにも開催農家が増えることを願っており、興味を持った人は声をかけてほしいと話している。朝カフェの問い合わせなどは、燕三条「畑の朝カフェ」のホームページまたは、事務局の燕三条地場産業振興センターブランド推進室(平日10時から17時、電話:0256-36-4123)へ。
■5月からの開催予定