7月29、30、31日と宮崎県西都市で開かれる第4回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会に燕市代表として3回目の出場を決めた吉田ジュニアクラブが30日、鈴木力市長を表敬訪問した。
東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会は、スワローズとコラボレーション事業を進める燕市、スワローズのキャンプ地の西都市、沖縄県浦添市、愛媛県松山市の4都市をそれぞれ代表する少年野球チーム1チームずつが参加して競う。3年前から毎年開かれている。
燕市のこれまでの成績は第1回大会で吉田ジュニアクラブが2位、第2回は燕南野球スポーツ少年団が3位、第3回は吉田ジュニアクラブが3位だった。燕市は毎年、予選会を開いて代表チームを決めており、ことしは4月30日と5月3日に開いた。市内9チームが出場し、決勝は過去に代表になった吉田ジュニアクラブと燕南野球スポーツ少年団が対戦。吉田ジュニアクラブが6-2で勝って3度目の本大会出場を決めた。
表敬訪問にはユニホームを着た6年生10人、5年生1人、4年生2人の選手13人が監督やコーチ、保護者らとともに市役所を訪れた。星野一好監督(67)は、鎚起銅器製の優勝カップは燕市で作られているのにまだ燕市に持ち帰ったことがなく、「今度こそはとの思いで練習しているので市長室に飾れればいい」と決意を示し、現地へ到着してすぐに試合を行う日程を心配しながらも「今まででいちばんいい選手がそろっているので期待できる」と話した。
毎年、本大会に出向いている鈴木市長は選手に「どうしても移動中、はしゃぎたくなったり興奮する気持ちはわかるけど、そこでいかに体力を温存しておくかが大切」とこれまでチームを見てきた経験からアドバイスした。ただ、何人かの選手は昨年も出場して経験があるのが心強い。
昨年も出場した主将で投手などを務める吉田小6年竹野聖智君は「(昨年の対戦相手は)投手とか守備とか上手でみんなあまりヒットが打てず、得点が取れなかったので、しっかり速い投手でもどんな投手でもヒットが打てて、しっかり得点が取れるように練習し、バッティングも相手はすごかったので、速いごろを打たれてもエラーしないように頑張りたい」と決意表明。ほかの選手もひとりずつ順に自己紹介し、「ボール球を見極めてストライクを打ちたい」、「四球を減らしていい打者でも三振がとりたい」と決意を話した。
試合は7月29、30の2日間で行われ、29日は吉田ジュニアクラブは西都市のチームと対戦し、30日は優勝決定戦と3位決定戦が行われる。また、ことしは交流が重視され、これまではチームごとに別々の施設で宿泊していたが、30日はグリーンツーリズムが行われ、夜は各チームの選手が混じって10軒余りの農家に分散して民泊することになっている。吉田ジュニアクラブから本大会に出場する監督、コーチ、選手は次の通り。敬称略。
背番号 | 位置 | 名前 | 学校学年 |
---|---|---|---|
監督 | 星野一好 | ||
コーチ | 平松丈久 | ||
コーチ | 安川良晴 | ||
10 | 投手 | 竹野聖智 | 吉田小6年 |
1 | 投手 | 村越仁士克 | 吉田小6年 |
2 | 投手 | 海藤亮平 | 吉田小6年 |
3 | 内野手 | 河合聖琉 | 粟生津小6年 |
4 | 内野手 | 黒鳥悠真 | 吉田小6年 |
5 | 内野手 | 山下竣平 | 吉田小6年 |
6 | 内野手 | 杣木大我 | 吉田南小6年 |
8 | 外野手 | 熊木颯一郎 | 吉田小6年 |
7 | 外野手 | 霜鳥耀介 | 吉田小6年 |
9 | 外野手 | 中原優斗 | 吉田小6年 |
11 | 外野手 | 白倉侑哉 | 粟生津小5年 |
12 | 外野手 | 星野塁稀 | 粟生津小4年 |
13 | 外野手 | 河合羚琉 | 粟生津小4年 |