この夏、燕市吉田地区で開かれる第59回吉田まつりは、山車巡行の時間を変更し、昨年までの日没前から日没後に変更した。
ことしの吉田まつりは、7月17日に粟生津まつり、18日に北地区ふるさとまつり、22日に吉田民謡流し、23日に山車巡行、絵燈籠(とうろう)、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われる。
山車巡行は吉田地区各町内の合わせて15台の山車が巡行する。昨年までは午後6時に第四銀行前から2つのコースに分かれて出発し、けんしん吉田支店前交差点で一列になって駅前、ロータリーと進んで集結していた。
しかし、山車は周囲に下げたちょうちんがともり、夜のまちを巡行する光景が美しいが、日没前の巡行では魅力が半減だった。そこでことしは午後6時までに山車が吉田駅前広場に集結したあと、駅前で子供みこしもみ合い、踊り披露、「舞燕」とよさこい吉田繁盛節披露を行ってから、真っ暗になった8時に山車巡行が出発。コースも分けずに1つだけにし、駅前からけんしん、大保町、中町、吉田神社、五差路、ロータリーと進んで駅前に戻る。
山車は8時50分に駅前に戻るが、それまでの間、駅前で何も行われないのは寂しいのその時間を利用してヒップホップダンスとフラダンスをを行うことにした。
かつては山車がビジョンよしだに集結し、踊りの披露などがあってから日没後に駅前に向けて山車巡行が出発しており、ことしは夜の山車が復活する。
30日に燕市吉田産業会館で開かれた第59回吉田まつり協賛会(会長・美内信孝吉田商工会長)の総会でこれらの行事計画案を承認して決めた。またことしの予算は昨年予算より0.6%、6万4000円多い1018万5000円とした。