燕市立分水北小学校6年生は2日、熊本地震の被災者のために役立てて欲しいと校内で行った募金活動に寄せられた3万8千円余りを燕市を通じて寄付した。
募金を行ったのは、6年生沖野星(あかり)さんが、日記を提出する宿題で「熊本に被災者の手伝いに行けないので学校で募金活動をしたい」と書いたのが募金のきっかけ。これを受けて担任がクラスのみんなにどうするか投げかけ、6年生30人全員で取り組むことになった。
5月20、22日と24日から27日までの6日間、毎朝、6年生が募金箱を持って玄関で呼びかけたところ、3万8,467円の善意が集まり、それを燕市に託したもの。
2日は沖野さんをはじめ5人の6年生が市役所を訪れて鈴木力市長に集まった善意を手渡した。沖野さんは「熊本地震で被災したひとのために何かしたかった」、成田美希弥(みきや)さんは「地震で被害を受けた人の力になりたい」、和田航汰(こうた)さんは「募金を少しでも集めたいと思って、運動会で声をかけて回った」、沖野泰士(たいし)さんは「このお金を使って、熊本で被害をうけた人の食べ物や仮設住宅に使ってほしい」、八子涼(すず)さんは「少しでもたくさん集まってよかった」とそれぞれ話した。
この善意は市で取りまとめた募金と一緒に被災地へ届ける。市長室では、記念撮影をした後で、市長室にある燕市PR大使などのグッズに、とくに男の子は大興奮だった。