岩室温泉を舞台にした恒例の大冒険「開湯(かいとう)ミステリーツアー」がことしも5日行われ、舞台関係者も協力して大きくパワーアップし、昨年の450人を上回る500人が参加して謎解きに熱中した。
岩室温泉のゆるキャラ「いわねちゃん」の指令を受け、謎をときながら温泉街の5つの場所をめぐってアイテムをゲットし、最後に秘密結社HOYの親玉、悪の帝王ビビルジョーをやっつけるというストーリー。発着点となった新潟市岩室観光施設「いわむろや」を拠点に動画で説明を聞いてから、地図を頼りに出発した。
ことしで5年目になり、「いわむろや」と岩室商工会青年部で主催してきたが、ことしは新潟市中央区の小劇場「新潟古町えんとつシアター」の美術監督や演劇関係者が加わり、実行委員会を組織して主催。寺の本堂に段ボール箱を使って迷路を作ったり、スモークマシンをたいたりとグレードアップした。
最後のビビルジョーとの対戦では、役者が演じる戦士が子どもたちを引き連れて対決。道中でゲットしたライトや剣でビビルジョーを倒し、岩室温泉に平和を取り戻して大団円を迎えた。冒険のあとは協賛企業の豪華賞品が当たるガラポンを行った。
参加したのは親子がほとんどだが、なかにはウオーキングがてらのおとなのグループの参加も。子どもたちは謎解きに頭をひねり、暗闇の迷路でどきどきしたり、ゲームクリアに挑んだりとミステリーツアーの世界観にひたって冒険を満喫した。