県央地域のバラ愛好者でつくる三条バラ愛好会(丸山祥子会長・会員27人)は5日、三条市保内公園緑の相談所で「春のバラ展」を開き、次々と訪れた人たちが、会場いっぱいのバラの花の展示などを楽しんだ。
ことしは気温の高い日が多く、いろいろな花の開花が例年より早まっているなか、バラの花も例年より10日は早く、同会では、バラ展の開催に花が集まらないのではと心配したが、鉢物で112鉢、切花で44種類の会員が持ち込み、満開のバラの花が飾られた会場は、例年以上の華やかさとなった。
展示のほかにも、バラや季節の花を使ったフラワーアレンジメント教室、会員のガーデンの写真展示、苗販売なども行われた。
バラ展は、以前は春と秋の年2回開いていたが、今はバラの花が多い春だけに開き、今回で18回目。さまざまな種類のバラの鑑賞をはじめ、育て方や庭づくりのアドバイスも受けられるのが好評で毎年、大勢が訪れてる人気の展示だ。
今回も開場から、女性同士、夫婦連れなどが切れ目なく訪れた。会場の玄関を入った瞬間に「いい香りね〜」、ピンクや白、赤やオレンジなどさまざまな色と形の花に「きれいね」、「かわいい〜」と顔を近づけたり、はなれて眺めたり。「わたし、これがいいわ」と、お気に入りの花を撮影したりと、花に囲まれたバラ展をゆっくりと楽しんでいた。