加茂市岡ノ町、貸しアトリエ「あとりえきっか」では、3、4、5日と10、11、12日の6日間、古川敏郎彫刻展 -人の姿 自然の姿 part II -を開き、妙高市出身で国画会会員の古川敏郎さん(53)=阿賀野市=の作品を展示した。
古川さんは、新潟大学教育学部卒、新潟大学大学院修了。1986年に新潟県展県展賞、新潟県芸術祭展連盟大賞受賞。88年国画会展初入選。93年五泉市立五泉中学校改修記念彫刻制作、2010年国画会展彫刻部奨励賞を受賞。
個展も多数開催している。県内では、新潟県展無鑑査、県展委員。毎年8月に彫刻のグループ展に出品、11月の県芸術祭展、新潟県美術家連盟会員。このほか、5月に東京六本木の国立新美術館で開かれる国画会展(国展)に毎年、大作を出品し、11月に上野・東京都美術館にも出展している。
古川敏郎彫刻展 -人の姿 自然の姿 part II-では、高さ約2mの大作「歩み」をはじめ、そのマケット(模型)として FRPや石膏(せっこう)で製作されたものなど人体彫刻を中心に、古川さんが暮らす阿賀野市保田の自然から影響を受けたという「小さな森」シリーズ、3.11東日本大震災の発生をきっかけに制作した「めざめ」シリーズなどを展示。大小幅広い作品群を展示した。
また、大きな作品は飾る場所も限られてくることから、彫刻をもっと身近に感じてもらえるようにと考えて、本型の中に木の葉の彫刻を入れた「彫刻ブック」など新しいアイデアもところどころに盛り込まれていた。
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