6月の「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が12日、歩行者天国にした三条市・一ノ木戸商店街を会場に開かれた。真夏並みの猛暑のなか1万3600人(主催者発表)の人出でにぎわい、来場者は通算100万人を突破する記念すべき三条マルシェとなった。
三条マルシェは三条市の中心市街地の活性化を目的に2010年9月にスタート。5月までで通算41回開かれ、延べ99万0500人が来場していた。今回で計100万4100人となって100万人を突破し、午後1時過ぎから100万人達成のセレモニーを行った。
100万人目は新潟市南区、旧白根市から初めて三条マルシェに訪れた夫婦と子ども2人の4人家族。三条マルシェ実行委員会の小松正明実行委員長から花束などを贈った。国定勇人市長は「どこにもプロのにおいがないのがこのイベントの強み」とし、「100万人をたったひとつの通過点としてしまい、200万人、300万人、1000万人と現実のものにしていきたい」とあいさつした。三条神楽の「福神遊の舞」の披露、アーケードの上から国定市長をはじめ実行委員がもちまきも行って100万達成を祝った。
今回は61店舗が出店し、うち初出店が7つ。19日の「父の日」にちなんで「ムッシュゾーン」を設け、自動車販売・修理業者、クラフトビールの販売、楽器店によるギターとウクレレの体験を行い、父の日のプレゼント用のラッピングサービスも。高校の出店、カクテルのシェーカーを振る体験、恒例の謎解きとウオークラリーや顔出しパネルと多彩だった。
この日の三条は最高気温30.6度の真夏日となる猛暑だった。昨年6月の三条マルシェの来場者1万4700人を下回ったものの、相変わらずの大にぎわいだった。