事業排出物「ブランク材」を使って新しい価値ある作品に生まれ変わらせたブランキングアートを展示する第3回ブランキングアート展の出品者募集説明会が10日、三条市田島1、ブランディングオフィスアンドオンで開かれた。
燕三条地場産業振興センター燕三条ブランド推進室に事務局を置く実行委員会が主催。第1回の一昨年は12点、昨年は18点の出品があった。ことしは9月1日から11月30日まで開かれ、燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」や燕三条地場産業振興センターに作品を展示する。
その出品を考えている人を対象に説明会を開いたもので、大学の教授や学生も含む燕三条地域の事業所から23人が出席した。会場には過去の出品作を展示してあり、事務局から出品の概要などを説明したほか、ブランキングアート展の提唱者で過去2回とも出品している株式会社諏訪田製作所(三条市高安寺)の小林知行代表取締役がブランキングアートの意義や魅力について話し、交流会に移った。
三条市に住む三条テクノスクール工業デザイン科1年生男子(18)は、先生からブランキングアート展の紹介があり、手を上げて出品することにした。「高校のときに友だちが描いた絵を立体化させたい」と言い、メカトロニクス科の排材を材料に製作する計画。「諏訪田製作所の話もおもしろかった。いろんな会社の人にも出会えて就職の参考にもなった」と新しい世界にふれて目を輝かせていた。
出品対象は、三条市、燕市とその近郊の事業所、個人、県内在住の学生で、出品申し込みは6月30日締め切り。出品の申し込みや問い合わせは燕三条ブランド推進室(電話:0256-36-4123)へ。