三条市議会は6月定例会初日の13日、役職改選を行って議長に武石栄二市議(67)=自由クラブ=、副議長に名古屋豊市議(42)=新しい風=を決めた。
午前10時に開会。会期を13日から28日までの16日間と決め、正副議長の選挙などを行った。正副議長の任期は、同市議会の申し合わせで2年としており、2014年5月に役職に就いた森山昭議長と、杉井旬副議長が順に辞職。それぞれ指名推薦による選挙を行い、いずれも全会一致で決定した。
武石市議は議長就任のあいさつで、「議長という重責を真摯(しんし)に受け止め、謙虚に、素直に、三条市全体の均衡ある発展に向け、微力ながら緊張感をもって議会運営等に、また、議会人として、よりいっそう節度ある議員行動に十分に配慮して努力してまいりたい」と決意を述べた。
副議長に就任した名古屋市議は、議員定数を26人から22人に削減を決定し、来期、新しい構成となる市議会のメンバーにスムーズにバトンタッチをすることが市議の残りの任期2年に残された責務と話し、「この点を強く意識をしながら議長経験者、副議長経験者の先輩方からご助言、ご指導をいただき、また同僚議員からご協力をいただきながら武石議長のサポート役を務めてまいりたいと思います」と気を引き締めた。
武石議長は、三条市南中在住。下田村立鹿峠中学校卒業。平成11年4月25日に旧下田村の村議会議員初当選。当選回数は6回で、旧下田村村議会2期、現三条市議会4期目。
三条市議会では、新潟県三条・燕総合グラウンド施設組合議会議長、経済建設常任委員会委員長、三条地域水道用水供給企業団議会議長などを歴任。
名古屋副議長は、三条市西潟在住。青山学院大学卒業。平成22年4月25日に三条市議会議員初当選し、2期目。新潟県中越衛生処理組合議会副議長を務める。