JAにいがた南蒲は、三条市善久寺地内の国道8号沿い7月29日に大型直売所をグランドオープンし、名称を「ただいまーと」と決めた。
13日午後4時から建設中の直売所並びのJAにいがた南蒲あぐりセンターいちい店で記者会見した。吉田文彦経営管理委員会会長、佐野行雄代表理事理事長、「なんかんママシェルジュ」メンバー、名称の命名者らが出席し、新しい直売所の名称やロゴデザインを発表した。
名称は2月に公募し、834通の応募があった。「ただいまーと」を応募したのは見附市の小川雅人さん(33)。新しい直売所が訪れる人にとって「ただいま!」と自分の家に帰ってくるように、いちばん信頼できる身近な存在になり、さらに「ただいま採れたて」という意味を込めた。
ロゴマークは子どもが台所にいるお母さんに「ただいま」と声をかけている笑顔や大きな口で何かを食べようとしている姿をイメージ。新しい直売所が、毎日の食事がもっとおいしく、楽しくなるような情報や商品を発信する「食のコンシェルジュ」の役割を果たしたいとの思いでデザインした。
選考は、同直売所開設にかかわるデザイン会社などの協力企業、同JAの女性職員や農家女性部など女性メンバーで構成するブランディングチーム「なんかんママシェルジュ」が3点を選び、ロゴを組み合わせてJA直売所開設準備委員会などで選考した。
直売所は7月26日にプレオープン、29日にグランドオープンする。鉄骨造一部二階建で、延べ床面積1,218平方メートル。1階が「直売所エリア」、2階が「地域交流促進エリア」となる。
直売所エリアでは、野菜、果樹、切花、苗、コメ、加工食品、工芸品、精肉、総菜などの販売をはじめ、同直売所オリジナルジェラートコーナー、軽食を提供するイートインコーナーも設置。料理教室や手作り作家との連携など多彩なイベントも企画する。
午前9時半から午後6時までの営業で、毎月第1火曜と年始は休業。駐車場の収容能力は128台分だが、拡幅できるよう準備している。観光バスも誘客する。
初年度の売り上げ目標は2億5千万円で、5年後は5億円が目標。出荷会員は約180件で、継続的に募集し、5年後には350件を目指す。