安倍晋三首相が18日、参院選新潟選挙区に出馬予定の自民現職、中原八一氏(57)の応援のため新潟入りして上越市、柏崎市、長岡市、三条市、新潟市、新発田市の順に6会場を訪れて街頭演説を行った。三条市では午後3時ころから三条市役所前で行い、支持者ら約1,300人(主催者発表)が参集して必勝を誓った。
佐藤卓之県議、国定勇人三条市長、塚田一郎衆院議員、中原八一氏に続いて安倍首相が話した。安倍首相は、中原氏は国土交通大臣政務官を務め、拉致問題に先頭に立って頑張っていると実績を話し、今回の参院選新潟選挙区は「たったひとりしか当選できない厳しい選挙」で「お力を結集していただきたい」と求めた。
参院選の最大の争点は経済政策だとし、野党はアベノミクスを批判ばかりするが、雇用は110万人に増え、正規雇用も26万人増え、有効求人倍率も27年ぶりの高い水準にあり、「決してアベノミクスは失敗していない」が、一方で「道半ば」で「わたしたちの政策が不十分」と引き続きアベノミクスの推進に理解を求めた。
燕三条地域で観光を推進し、「磨かれたあの泡立ちのいいビアカップをみんなに買ってもらう」のを応援したい、「農業を守っていくためにもわたしたちは改革を進めていく必要がある」、「おいしいコシヒカリをどんどん輸出していく」、「本当ならきょうもカレーラーメンを食べたかった」などと話した。
人口減少社会への取り組み、安保法制の重要性などを話し、共産党と協力する民進党を批判。「相手候補に1票を与えることはこの勢力に力を与えることになる」、「子どもたちの未来、平和と安全を無責任な共産党、民進党に託すのか。日本をしっかりと守ってきた自民党、公明党に託すのか」と強調し、中原氏の支援を求めた。
最後にガンバローコールを行い、市役所前の歩道に集まった支持者らとハイタッチしてから次の会場へ向かった。