5月21日開幕した会派を超えて県内書道界の重鎮20人が出展する「ー弥彦で出会うー新潟現代の書展 Part III」の後期展が、10日から26日まで弥彦村総合コミュニティセンターで開かれている。
弥彦村、弥彦村教育委員会、弥彦の丘美術館が主催し、県内の書道界をけん引する書家に出展を依頼して開いているもので、5年ぶり3回目の開催。今回は20人が出展し、後期は78点を展示。篆刻(てんこく)・刻字作品11点と軸・かな作品19点の全会期展示作品を除き、メーン作品48点はそっくり入れ替えて展示している。
メーン作品は前期が県内トップクラスの10人の書家、後期はそれに続くこれからの活躍が期待される10人の作品と分けて展示している。前期と比べて後期は明らかに書体も紙も墨もより自由で独創的。幅8メートルにも及ぶ壁一面を埋めてしまう巨大な作品もあり、エネルギッシュで若さあふれる完成で来場者を楽しませてくれる。
また、出展作家によるギャラリートークと公開制作も行っており、そこで制作した作品も新たに展示している。入場料は500円弥彦の丘美術館との共通券は700円、小中高校生と障害者手帳提示者は無料。後期展メーン作品出展者と19日以降の場内イベントは次の通り。敬称略。
【後期展メーン出展者】▲伊藤省風(胎内市)▲薄田逸齋(新潟市西区)▲内山玉延(見附市)▲小黒哲也(柏崎市)▲狩野芳明(燕市)▲木原光威(三条市)▲田中藍堂(弥彦村)▲角田九闇▲柳澤魁秀(長岡市)▲若林渓行(見附市)
【ギャラリートーク・公開制作 13:30〜15:00】▲6月22日(水)薄田逸齋▲6月23日(木)狩野芳明▲6月24日(金)角田九闇
【ギャラリートークのみ 13:30〜14:30】▲6月21日(火)角田九闇・田中藍堂