三条署は22日、地域安全活動三条地区国際交流企業連絡協議会の会長として外国人技能実習生と地域住民の安全安心の確保などに多大な功労があった三条市の株式会社ナカジョウ会長中條耕二さん(80)に感謝状を贈った。
午後5時から三条市・ジオワールド・ビップで開かれた同連絡協議会の総会で、桜井秀昭三条署長が感謝状を読み上げて中條会長に手渡した。
同連絡協議会は創立20年。中條さんは設立の1996年から20年間、会長を務め、地域安全活動三条地区国際交流企業連絡協議会会長として三条市の国際交流と国際親善に寄与し、外国人技能実習生と地域住民の安全安心の確保に積極的に取り組むなど、多大な功労により感謝状が贈られた。
中條会長は、「大変名誉ある賞をいただき、感激をいたしました」、「これも会員企業のみなさんや顧問の皆さんのおかげで、20年間大過なく過ごせて頂いたと思っています」と礼を述べた。
「引き受けさせていただいたときは60歳で、元気あふれる状態でございましたが、おかげさまで80歳という人生のある意味では節目を迎えておりまして、これをひとつの契機にさせていただいて、ぼつぼつ退きたいなという気持ちで、ここに立たせていただいています」と心境も明かした。
また、これまでに、異国の文化、習慣が違うところから来た人たちの万引きなど少しは事件があったが、大きな事件は発生していないと20年間を振り返り、「これからも皆さま方の協力で、市民一致して、治安のいい三条市が築き上げられますように」と願うとともに、「きょうはわたしひとりではなくて、皆さんの代表としていただいたという気持ち」と感謝の言葉を述べた。
同連絡協議会は、三条地区に在留する外国人の安全な活動を確保し、外国人と地域住民との良好な関係を築き、国際親善の発展に寄与することが目的。犯罪の予防、交通事故の防止や保護に関する活動などを行っている。会員は、三条地区で外国人を雇用または研修生を受け入れている企業、団体などで、会員は27企業・団体。