三条市・真宗大谷派三条別院の本堂を会場に県内各地からおしゃれな店が集まって市を開く「御坊市」がことしも25、26の2日間、開かれる。「物」が42、「食」が21の計63店が出店。これまで出店者は主催者側で選定していたが、ことしは公募制をとったこともあり、御坊市は初めての出店者も多い。
2日間とも午前10時から午後4時までの会場だが、出店者や関係者は2日間とも午前9時半から開会式を行ってお勤めを行う。また来場者には会場に入ったらまず本尊に手を合わせるよう呼びかける。
合わせてイベントも行う。新しいのは説教部屋。2日間とも午後1時からと3時からの2回、計4回行い、それぞれママ僧りょ、サーファー僧りょ、イクメン僧りょ、重鎮僧りょが順に講師を務め、それぞれの立場から約20分の説教を行う。
参加費は無料、定員各回30人ていど。会場は明治天皇が休憩したときに使い、ふだんは宗門の一定以上の位にある人しか利用していない奥書院。一般の人が奥書院に入れる貴重な機会にもなる。
子どもスタンプラリーも行い、スタンプを集めると景品の鉛筆や近くにある、まちなか交流広場「ステージえんがわ」で三条スパイス研究所が作るクッキーももらえる。ただし、数量限定でなくなりしだい終了。
ほかにも毎回、人気の「お坊さんと念珠づくり」、「三条別院 七不思議巡りツアー」も行う。念珠づくりは2日間とも随時、行い、参加費300円、所要時間約30分でオリジナルの念珠が作れる。
七不思議巡りツアーは2日間とも午前11時からと午後2時からの2回行い、参加費は無料。僧りょの案内で約30分で三条別院の七不思議を見学する。
「御坊市」は、三条別院フォーラム主催イベントを大幅にリニューアルして2012年から毎年開かれている。セレクトした粒ぞろいの人気店が集まるのが人気で年々、来場者は膨らみ、昨年は2日間で7千人が来場している。
一方で5年目になって出店者が固定化の傾向にあったため、新しい風を吹き込もうと公募にし、公募分は競争率2.3倍だった。出店者は次の通り。