佐藤ひらり応援プロジェクトは26日、音楽を通じて熊本の子どもたちの力になれればと三条市栄公民館で「熊本震災復興支援佐藤ひらりチャリティーコンサート」を開き、三条市の中学生シンガー佐藤ひらりさんをはじめ趣旨に賛同した多くの出演者や来場者によって8万円余りの寄付ができることになった。
午前11時から午後3時まで開いた同コンサートでは、佐藤ひらりさん、JCバンド、一本道スヂオ&リューキ、NPO法人三条おやこ劇場、HIP-HOPダンス教室、まつぼっくり&レインボー7、One Voice Music Land県央校が出演し、子どもからおとなまで大勢の出演者が、心を込めた歌やダンスなどを披露した。
会場は、順番に登場する出演者の曲にあわせて手拍子をしたり、1曲終わるたびに大きな拍手を送った。子どもたちを中心とした出演者のパワーに笑顔があふれ、「感動した」と涙を浮かべる人もあり、和やかな雰囲気に包まれた。
フィナーレは、ひらりさんや子どもたち全員がステージに立ち、熊本の子どもたちへ歌のエールを贈った。最後にひらりさんの母、絵美さんがあいさつし、「みんながいたからできたコンサートです。みんなの気持ちを熊本と大分に届けたいと思います。幸せな時間でした、どうもありがとうございます」とたくさんの協力に感謝した。
チャリティーは、コンサートの協力金として1枚200円で販売したチケット全額300枚分の6万円と、会場で遊びブースや飲食ブースに出店して協力した三条おやこ劇場、だしやジャパン、ひらりさんのCDの売り上げ、会場内に設置した募金箱に寄せられた善意などを合わせた8万3141円。
同プロジェクトでは、特定非営利活動法人九州沖縄子ども文化芸術協会が設立した「こどもあーと熊本大分震災支援室」に寄付する。