安倍晋三首相も参加して29日午前11時過ぎから燕市・イオン県央店前で行われた参院選新潟選挙区に立候補している自民現職の中原八一氏(57)の街頭演説で、鈴木力燕市長もあいさつした。
街宣車に上がった鈴木力燕市長は「総理が燕市のためにどんなことをやってくださるのか、その発言を皆さんとともに楽しみにやって来た」と始めた。
燕市は合併10年を迎え、新たな10年に向けていろんな課題があるが、燕市だけの力では限界があり、「国、県からいろんな事業予算を応援してもらわなければならないのが現実」で、そのために必要なパイプを太くするには政権を担う与党とパイプをしっかりつくっていかなければ課題の解決に限界があり、中原氏は「心強い方」とした。
異常気象で「水害が起きたときに大河津分水があれば大丈夫という状況ではもうない」とし、大河津分水の抜本改修は18年、1200億円の大プロジェクトだが、「八ッ場ダムのように始めだけで途中で止まってしまったら大変なことになる」。改修が「しっかりと着実に実施されていくには国土交通省にパイプのある中原八一さん、ぜひとも必要」とした。
国道116号バイパスの建設はなかなか進まず、国と県の所管の関係もあったが、中原氏らのおかげで「ようやくもつれた糸がほぐれ始めた。なんとか先が見えたという状況」。「これをさらに一歩一歩実現に続けていくためにも中原さんが必要」で、中原氏から期成同盟会が必要というアドバイスも受けており、「(中原氏を)再び国政に送っていただくようにお願い申し上げる」と締めくくった。