泉田県政の検証結果に燕市長は「総意と考えるのが通常の感覚」、知事からの意見交換の要望には理解も (2016.6.30

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県市長会などが泉田裕彦知事に提出した県政運営の検証をまとめた文書に小池加茂市長が検証結果を含め、市長会の総意でないと反論したことについて、鈴木力燕市長は30日の定例記者会見で、「総意と考えるのが通常の感覚」としながらも、市長会が泉田知事から文書での回答を求めているのに対し、泉田知事は県市長会と直接、意見交換を求めていることには「知事の気持ちもわからんでもない」と理解を示した。

30日、定例記者会見を行う鈴木燕市長
30日、定例記者会見を行う鈴木燕市長

回答については、最終的には文書で回答してほしいが、「その前に内容の真意や事実関係の説明を聞きたいという知事の気持ちもわからなくもない」と理解を示し、今週中に開かれる臨時市長会で「十分、話し合って良い結論が出せれば」と前進に期待した。

検証結果が総意であるかどうかについては、市長会は事務局を通じて各市が意見を述べるプロセスを重ねていることから「総意と考えるのが通常の感覚」で「少なくともわたしはそのように受け止めた」。投票行為でも棄権した人がいてもそこから出た結論は総意とするのが一般的で、「少なくともプロセスは踏まれている」との見方を示した。

小池加茂市長が検証結果の公表を批判していることについては、「わたしも厳しい表現だなと思う点もあった」が、とりまとめなどは任せることで了承したので、「任せた限りにおいては、わたしは文句を言う立場にはない」とした。

いずれにしろ、「現在のような膠着状態が続くのは新潟県全体にとって必ずしも良いことではない。早期打開に向けてお互いが努力するということが必要」と話した。


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