三条市は30日、「子ども記者任命状交付式」を開き、応募のあった9人の小学生を「広報さんじょう子ども版」を作成する子ども記者に任命した。
昨年度、初めて9人の子ども記者を任命し、小学生が楽しく読める広報紙「広報さんじょう子ども版」を作成、4月に全戸配布した。それに続いて今年度も5人ていどの子ども記者を募集したところ、4年生から6年生の男子1人、女子8人の計9人から応募があり、二期生ともいえる子ども記者9人がこの日、誕生した。うち、4人は昨年度に続いて2回目の応募だった。
午後6時半から市役所で開いた交付式には、9人のうち1人が欠席、8人出席。国定勇人市長が「あなたを子ども記者に任命します」と書かれた任命状を読み上げ、一人ひとりに手渡した。
市長の任命を受けた子ども記者は、それぞれの志望動機や抱負を話した。「三条のみんなの知らない三条の秘密を書いて、知ってほしいと思ったからです」、「三条の歴史やみんなの知らない隠れ名物を調べたい」。「おとなから子どもまでわかる紙面を作りたいです」、「三条の自慢できるいいところをみなさんに伝えたかったからです」、「イラストを使ってわかりやすく記事にまとめたいです」。「前にやった経験をいかして、わかりやすい広報を作りたいです」、「読む人が楽しめる紙面を作りたいです」。
意欲的な子ども記者の話を感心しながら聞いた国定市長は、みなさんの挑戦をうれしく思うと感謝し、三条市民10万人すべての家庭に配られる「子ども広報」の企画、取材、レイアウトなど「すべてをみんなに決めてもらいます。気合を入れて頑張ってもらいたい」と期待した。
任期は6月30日から翌29年3月31日まで。10月に秋号、3月に春号の2回、「子ども広報」を発行予定で、各号の発行までに企画会議、取材、編集会議、校正会議などを繰り返す。