JR東三条駅前の交通結節点としての機能向上について検討を行う東三条駅周辺交通対策会議の第1回会議が6月28日、三条市役所で開かれ、東三条駅前等利用実態調査の報告から課題などについて意見交換した。
地元関係者、地域利用者、交通事業者、関係団体、関係機関から構成する委員15人が出席。委員長に東三条商店街の丸山俊雄会長、副委員長に東三条一・二自治会の丸山正夫自治会長を決めた。
東三条利用調査の内容について環境課からの報告を受け、交通結節点としての設備や機能としてなどの課題を共有した。設備の課題では、南口広場と北口広場を連絡する環境の確保、高齢者などが快適にバス待ちできる環境の整備、一般車両の駐車場と送迎用スペースの確保、バリアフリー対応などが示された。
そのうえで「北口及び南口周辺の交通結節環境等の改善」、「バリアフリーに対応した移動円滑性の向上」、「老朽化や破損している施設の補修・更新による移動快適性の向上」などについて意見交換した。
事務局の渡辺健三条市市民部長があいさつで、同会議の設置の経緯について話した。これまで東三条商店街から東三条駅周辺の南北通路改善などに関して署名や要望を受け、地元から寄付を受けたことを踏まえ、昨年度は利用実態調査を実施した。今年度は、東三条駅周辺の交通拠点としての機能の向上に取り組むため、交通結節点としての機能や役割についての課題、解決に向けた方向性について、関係者による意見交換の場を設けたいと会議を設置したと話した。
第2回は、8月から9月に開催し、この日、浮かび上がった課題の解決に向けて検討する。