菅官房長官が加茂で街頭演説、野党のアベノミクスや年金積立金損失に対する批判に反論 (2016.7.4)

参院選新潟選挙区（改選数1）の立候補者、自民党現職の中原八一氏（57）の応援で2日、菅義偉官房長官が加茂市・にいつフードセンター加茂店前で街頭演説を行い、支持者ら約400人が集まった。

菅氏はアベノミクスを批判する野党に有効求人倍率の向上を示して反論。14年秋に年金積立金の運用割合を増やし、野党はそのためにことしに入って5兆円の損失が出たと追及していることには、安倍政権になってから「昨年12月末まで実は38兆円の年金運用益があった」、「5兆円損失を出したとしても33兆円の運用益ができている」と長期的な視野を求めた。

訪日する外国人観光客が民主党政権時代の830万人から昨年は1974万人に増え、政治主導で10分足らずでビザの緩和を決めたおかげで爆買いは1兆1千億円から3兆5千億円に増え、心配された外国人は逆に減ったとした。

北朝鮮が挑発行為を繰り返すと平和安全法制に理解を求める一方、それを廃止しようとする野党、さらに共産党は日米安保条約を破棄し、自衛隊を解散することが党の綱領にあると批判し、「わたしは民進党、共産党のまさに民共合体の無責任さがこの発言につながっているのでは」と賛同を求めた。