三条クラフトフェア実行委員会は4日、「第9回三条クラフトフェア in 槻の森」のチャリティー販売に寄せられた善意32万円近くを、三条市を通じて熊本地震で被害を受けた人たちのために役立ててほしいと三条市に寄付した。
同実行委員会の高橋恒夫会長と田巻勇一実行委員長、委員の樋口由賀利さんらが市役所を訪れ、国定勇人市長に31万8,410円の入った箱を手渡した。国定市長は「お、重い」とずっしりとした善意を預かった。
寄付は6月18、19日の2日間、三条市総合運動公園内の芝生広場で開いた第9回三条クラフトフェアでのチャリティーの成果。14店の地元飲食ブースを含む約200のほぼすべての出店者から作品や商品を提供してもらい、チャリティー価格で販売した売り上げをそっくりに寄付に充てた。
同実行委員会の寄付は、東日本大震災発災後の2011年から毎年、行っており6回目。今回は熊本地震への寄付とした。
三条市では、これまで市内事業所などから預かった熊本地震関連の寄付を国定市長が代表世話人を務める「地方を守る会」の縁で熊本県の益城町、甲佐町、大津町、山都町、嘉島町、阿蘇市の6市町に送っており、今回も同じようにする予定。