一般社団法人燕三条青年会議所(相場健一郎理事長)は5日、三条市のジオ・ワールドビップで開いた通常総会で、6月の臨時総会で創立20周年となる次年度理事長候補者に決まった監事の株式会社GreatCompany代表取締役社長、関義実さん(38)=三条市塚野目2=にプレジデンシャルリースを伝達した。
関さんは三条市立第三中学校を卒業、08年に燕三条青年会議所に入会、10年からOB会員を中心につくる「寺子屋つばさ100km徒歩の旅実行委員会」にも所属しおり、11年には副団長も務めた。
12年にJCの魅力発信委員会委員長、13年に魅力あるまち発信委員会執行理事、14年に副理事長、15年には会員拡大委員会出向理事、新潟ブロック協議会リーダー核心委員会委員長も務め、16年は監事と日本青年会議所共感ネットワーク構築委員会に所属している。
関さんはあいさつで、最終学歴が中学校のこともあり、「あまり毛並みの良くない男で、きれいな言葉でメッセージを伝えることもできないかもしれない」としながらも「己のすべてをかけて皆さまと向き合っていく覚悟」と決意を示した。
入会当初は利他的な活動が理解できなかったが、「人のために誠を尽くして決して恩に着せぬこと」が今の燕三条青年会議所に必要。本当の豊かさとは何をあらためて考えるべきで、豊かさはとは「人々の心をつなぎ、希望があふれる燕三条の実現」と確信し、市民ととともに市政をも動かすムーベメントを起こそうと協力を求めた。
「次年度起こるすべての責任はわたしがとる。皆さんは臆することなく活動してください。変わらないために変わり続けること。それが今、われわれには必要」。そして「JCしかなかった時代。JCもあった時代。2017年には“燕三条青年会議所しかないって”そう言ってもらえる伝説の1年にしよう」と締めくくった。
あいさつのなかには、一人称代名詞としておそらく歴代理事長がほとんど使わなかったであろう“俺”を6度も使い、内容も含めて突破力やリーダーシップを強く意識したようなあいさつだった。
また議事では次年度監事候補者に知野学JAYCEEの力委員会委員長と丸山鉄兵副理事長を決めた。